セミナーレポート

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これから楽交@武蔵野『シュタイナー教育の色彩~色と語らうひととき~』vol.30

2021年3月16日 テーマ『流れ』

☆「流れ」にはどんなものがあるだろう

流れには、一方通行の流れと、循環する流れがある

〇時間(トキ)の流れ

未来 ⇒ 現在 ⇒ 過去

一方通行で戻れない

〇河(水)の流れ

上流 ⇒ 中流 ⇒ 下流

水は高いところから低いところへしか流れないので、河は一方通行

河を水源から河口までに限定すると一方通行で戻れないが、その水が海に流れ込み、海水が水蒸気となり、立ちのぼって雲になり、それが雨となって再び地上に降ってくるところまで視野にいれると、持続可能な循環があることがみとめられる。

〇血液の流れ

一定の方向に流れているが、循環している

〇季節の流れ

四季折々に変化しながら、循環している

 

☆人生の流れ

生 ⇒ 今 ⇒ 死

生まれてから死ぬまでを人生とすれば、そこには始まりと終わりがある

 

生 ⇒ 今 ⇒ 死 ⇒ 生

人間は死んだらお終いではなく、また生まれ変わるのだとしたら、そこにはいのちの循環がある

肉体と生命力、感情には終わりがある

精神や自我という本来のその人の姿には終わりはない

新しい時代をめざし、次への準備をしているのだとしたら、死は怖くない

思いや気持ちは、伝わっていく

 

☆「コロナ鎮魂の歌」

命の流れをうたった歌

この詩を読み、複数の人が思い思いの曲を作っている

 

☆実習 水彩絵の具三原色を使って「流れ」を描く

 

 

 

☆経済と命

どちらか一方を優先するのではなく、どっちもあっていい、違っていていい、

これからは経済から自由な時間の時代へと流れていく

 

☆インドの詩人、思想家タゴールは、インド哲学の祖シャンカラの不二一元論の影響を受け、平和を愛した

『百年後』 (まさに約百年前に書かれた詩です) タゴール

いまから百年後に

わたしの詩の葉を 心をこめて読んでくれる人

君はだれか―――

 

いまから百年後に

早春の今朝の喜びの 仄かな香りを

今日のあの花々を 鳥たちのあの唄を

今日のあの深紅の輝きを

わたしは 心の愛をみなぎらせ

君のもとに 届けることができるだろうか―――

 

いまから百年後に

それでも ひととき 君は南の扉を開いて

窓辺に座り

遥か地平の彼方を見つめ 物思いにふけりながら

心に思いうかべようとする―――

 

百年前の とある日に

ときめく歓喜のひろがりが、天のいずこよりか漂い来て

世界の心臓(こころ)にふれた日のことを―――

いっさいの束縛から解き放たれた 奔放で うきうきした

若やいだ早春の日のことを―――

羽ばたく翼に 花粉の香りをいっぱいのせた

南の風がにわかに吹き寄せ 青春の色調で

大地を紅く染めたのを―――

 

君の時代(とき)から百年前に

その日 生命たぎらせ 心に歌をみなぎらせて

なんと詩人は目覚めていたことか

どんなにか愛をこめ どんなにか多くの言葉を

花のように咲かせたがっていたことか

百年前の とある日に

 

今から百年後に

君の家で 歌って聞かせる新しい詩人は誰か

今日の春の歓喜の挨拶を わたしは その人に送る

わたしの春の歌が しばし君の春の日に こだましますように

君の心臓(こころ)の鼓動のなかに 若い蜂たちのうなりのなかに

そして 木の葉のざわめきのなかにも こだましますように

 

・・・・・いまから百年後に

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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