天は虹の古里『シュタイナー教育の色彩~色と語らうひととき~』vol.29
2021.2.16 テーマ『虹の古里』
☆旧約聖書における「虹」
創世記では、雲の中に現れた虹は、神と私たちとの「約束のしるし」だと言われている
『ノアの箱舟』
神様から選ばれたノアとその家族、あらゆる動物のつがいが箱舟に乗り込むと、大洪水が起きた
長い間降り続いた雨が止むと、空には虹がかかった
やがて水がひいて陸地が現れ、舟から降りたノアたちは、新しい生活を始めた
☆虹は何色?
日本では7色、西洋では6色といわれる
赤 橙 黄 緑 青(藍)紫
☆虹とは
大気中の水滴の中を光が通過するときに、光が屈折・反射することで、さまざまな色が見られる現象
雨上がりや、太陽を背に水まきしたときなどに見られる
月の光で見えることもある
光と水の交点に、虹が現れる = 時間と空間の交点は今
☆「虹」という漢字は、なぜ虫偏なのだろう?
古代中国では、大蛇が天に昇って龍になると言われていた
虹は、龍になる大蛇が天空を貫くときに空に作られるものと考えられていたので、虫偏の字になったという
「工」は天と地を繋ぐという意味
☆コロナ鎮魂の歌 ♪作詞・作曲 天空のくまごろう 2020.2.16.改訂版
時代はかわる その日から
明るい希望が やってくる
哀しい冬を 乗り越えて
心を一つに つなげよう
時代はかわる その日から
春の香りが ただよえば
きみらと出合った そのときに
いのちの花の 種をまく
時代はかわる その日から
ねがいが一つに 溶け合って
お空の上の 古里は
かすかに輝く 虹の中
☆実習 「虹の古里」を描く
☆『コロナ鎮魂の』への思い
「時代はかわる その日から」 5千年前に縄文時代が終わってから今日まで、お金や所有優先の社会だったけれど、今それを変える時
「いのちの花の種をまく」 明日への準備 未来への希望 魂を育てる
「お空の上の古里は かすかに輝く虹の中」 地上の生活の中に空の上の世界を降ろしたい 穏やかで温かく、安らげる場所を作りたい
☆アイルランドの詩人イェイツの「薄明りの中へ」より
~薄明りは 愛よりも優しく
朝露は 希望よりも貴重なのだ~