セミナーレポート

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大地を守る会のお葬式 終活セミナーレポート 2018.5.28.

『自分らしい終活を考える』

 

講師① 株式会社こころの風 代表 坂本 健氏

実際のご葬儀の事例を、数々挙げてくださいました。

〇メッセージの代読

故人様が、生前からご用意されていたメッセージをお葬式の中で代読してほしいとの依頼を受けた。

お世話になった方々への、感謝のメッセージだった。

今後は、お元気なうちに撮影された、ビデオレターの上映ができたらいいと考えている。

〇おもてなし

会食のお料理は、美味しいものをお出ししたいとのご要望。

美味しいお料理を召し上がり、自然とお客様同士の会話ははずんだ。

そこで喪主様からのひとこと。「本日のお料理は、亡き母からのおもてなしです!」

〇無宗教葬

決まった流れがないため、自由な発想で、いろいろなことができる。

ぜひ葬儀社を味方につけて、納得のいくご葬儀をしていただきたい。

 

講師② 小金井祭典株式会社 代表 是枝 嗣人

〇『グリーフサポート』を大切な仕事として、ご葬儀にあたらせていただいている。

〇葬送のかたちを、ともに考える

葬送のかたちは自由だ。

亡くなられた時点を登山口として、火葬を山の頂上とする。登山口も登山道も無数にある。

葬儀社がを押し付けるのではなく、好きな道から登っていただければ良い。

葬儀社は、やりたいことの交通整理をしたり、そのルートは危ないですよとアドバイスさせていただく。

途中で道を変更することもできる。

ただまず最初にすることは、お身体の保全。ドライアイスでお腹の熱を早く取ってあげることが大切。

その後は、できればご自宅で過ごしていただくことをお勧めしているが、それが叶わない場合の安置の仕方もいろいろある。

面会可能かどうか、面会に時間の制限があるか、など条件によって選択できる。

〇旅立つ人の希望

エンディングノート等で、望みを託した場合、ぜひ最後に「後は任せるよ!」の一言を添えてほしい。

希望に添えず、後悔させてしまうことになりかねないから。

できれば元気なうちに、笑って話せるうちに、話題にしておくのが何よりだと思う。

 

講師③ ブルーオーシャンセレモニー 取締役 権守 一城氏

〇偲ぶ形は変わっても、思いは変わらない

火葬式のみをして、後日散骨セレモニーを行うという方が増えている。

火葬式だけでは物足りなかったとのことで、こだわりのある散骨セレモニーをして、心をこめたいという方が多い。

粉骨の際に、初めて大切な人の死と向き合えたという声も聴く。

準備にかける時間が十分あるため、思い出のDVDを作成するなど手間ひまかけることができる。

散骨のとき、「さようなら」という方は少ない。

「いってらっしゃい!」 「またね!」 という言葉をよく耳にする。

〇海洋散骨はエコ意識を高める

大切な人の眠る海を汚そうとは思わない…海洋散骨を経験した方は、生活排水にも一層気をつけるようになると言われている。

そして、ブルーオーシャンセレモニーが行っている「岸壁のゴミ拾いボランティア」の参加者は、回を追うごとに増えている。

なぜ「岸壁」か?

陸地のゴミは、ご存じの通りゴミ収集がなされている。

海のゴミも、専用の船が拾ってくれている。

しかし岸壁のゴミはどちらの管轄か明確でないためか、誰にも拾われない。

そこでこのボランティアを始め、集めたゴミを海のゴミ収集船に引き渡している。

これでまた少し、大切な人の眠る海がきれいになった!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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