セミナーレポート

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シュタイナーの色彩論①『シュタイナーの色彩~色と語らうひととき~』vol.34.9月21日

2021年 9月 21日

シュタイナーの色彩論

☆ゲーテの色彩環

ゲーテは光に一番近い色が黄色、闇に一番近い色が青であるとし、青、赤、黄を色の三原色とした。

ゲーテの色彩環は、赤を頂点としながら黄と青を両端とする三角形に、緑を下の頂点としながら、橙と紫を両端とする逆向きの三角形が重ね合わされたものである。

 

☆シュタイナーの色彩論

【輝きの色】 「黄」「青」「赤」は「輝く」という性格をもち、そのなかで何かが輝く

「黄」は外へ輝く 「霊の輝き」

「青」は内へ輝く 「魂の輝き」

「赤」は両者を中和して一様に輝く 「生命の輝き」

【像の色】

この一様に輝くものを、運動する白と黒の中へ輝かせると、桃色が生じる

静止した白の方へ、一方では黄と、他方では青と照射させると、緑が生じる

 

緑     生の死せる像を表わす

桃色    魂の生きた像を表わす

白または光 霊の魂的な像を表わす

黒     死の霊的な像を表わす

 

シュタイナーは、色彩はどんな場合にも、現実的なものでなく、像なのですと言っています。

さまざまな自然界、死の世界と生命の世界と魂の世界と霊の世界とを取り上げるとき、ちょうど私が死から生へ、生から魂へ、魂から霊へと昇るように、黒から緑へ、桃色へ、白へと昇っていくと言うのです。

「色彩の本質」(イザラ書房)より

難解ですが、実際に色を置いて体験してみました。

 

☆実習

今回は作品ではなく、色彩を体験して味わいました。

 

 

 

 

☆宮沢賢治 1896年8月27日~1933年9月21日

今日9月21日は、宮沢賢治のお命日です。

没後88年になります。

賢治は「新たな時代は世界が一の意識になり生物になる方向にある。正しく強く生きるとは、銀河系を自らの中に意識して、これに応じて行くことである。」と農民芸術概論の中で述べました。

賢治の理想とする意識が一になって、エコと友愛の星になるために、今の常識を変えてみませんか!

という提案が、小野精一先生からありました。

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